カラダの情報館

『腕を上げると、肩の後ろ側が痛い』 その原因と整体での解決方法 

『腕をあげると、肩の後ろ側が痛い』場合についての整体での解決方法をまてめています。

肩の痛みをしっかり治すには、具体的な原因を明らかにすることが大切です。

どの筋肉が痛みの原因となっているのか?
その筋肉が固くなる原因は何か?

肩の痛みの原因を探っていくと、本人も忘れていた過去の足首の捻挫が根本の原因であったり、肩以外が原因となっていることもあります。

肩の痛みの原因と整体での解決方法をまとめました。
整体選びの参考になれば幸いです。

 

肩の後ろの痛みの原因となる筋肉は、広背筋と棘下筋

腕を90度以上挙げる(肩の高さよりも手が上にくる)と肩の後ろに痛みがある場合、
それは広背筋か棘上筋が固くなっていることが考えられます。

バレーボールのアタッカーや野球のピッチャー・テニスプレイヤーなど、アタックや投球動・サーブ動作で負担になり痛みが出る場合が多くありますが、

スポーツをされていない方でも、カラダの歪みが強い場合は、広背筋や棘下筋に痛みが出てくることがあります。

 

カラダの歪みが肩の痛みにつながっている人の特徴

●過去に腰痛があった。
●過去に膝の痛みがあった。
●過去に捻挫・骨折をしている。
●過去に事故などで強く体をぶつけた。
●過去に手術をしている。
●痛みのほかに自律神経症状(めまい・頭痛など)がある。

※上記のどれか1つ以上当てはまると肩以外にも施術が必要です。

 

過去のケガが根本的な原因である理由

足首の捻挫・股関節のケガ・腰痛など、下半身の筋肉や関節が固く、パフォーマンスが十分に発揮できないと、それを補おとして、上半身に力が入るので、肩を痛めやすいということが起こってきます。

例えば、足首の捻挫をすると、足底筋の一部が非常に固くなることがあります。
捻挫の痛みが解消されても、足の骨の微妙なズレが残り・足底筋(足裏のコリ)の固さも残ってる場合がほとんどです。

意外とこれが、肩だけの治療のリハビリでも見落とされていて、3か月とか1年とか、長期間にわたってボディブローのようにジワジワと肩に負担をかけてきます。

負担が蓄積され続けた結果、肩に痛みが出てくるということがあります。

この場合、足首の捻挫による足裏のコリをしっかりケアしないと、肩の痛みが再発してしまいます。

 

整体での解決方法

肩を挙げて後ろ側が痛い場合は、棘下筋・広背筋が固くなっていることが原因です。

その棘下筋も広背筋も頸椎5番・6番(首の下の方)の神経によって支配されているため、首の骨の歪みを整えることが重要になってきます。

ただし、いきなり首の骨を矯正するということはせず、手足や背中などをマッサージのように柔らかくして、首を含めた全身を十分に柔らかくして、首の関節のズレなどをソフトに調整していきます。

特に、強い痛みを伴う施術は必要ありません。

人一人のカラダに合わせて、無理なく全身のバランスを整えて施術を行います。

 

肩以外の施術が必要な理由

広背筋に関しては、骨盤~腕に付着する筋肉であるため、骨盤のバランスを含めた全身の施術が必要になります。

また自律神経症状(めまい・頭痛・耳鳴り・胃の痛み・・・etc)が伴う場合も、全身の施術が必要になってきます。
(自律神経は背骨を中心に全身に分布しているため。)

過去のケガが原因の場合は、ケガで固くなった筋肉や関節のズレを整える必要があります。

このように全身をしっかり整えて、肩の負担を減らしていくことで、痛みの再発も防げてきます。

スポーツ習慣がある人・ない人に分けて、もう少し具体的に施術の内容を説明いたします。

 

 

スポーツ習慣がある人の肩の痛みの解決方法

投球・アタック・サーブの動作確認をして、筋肉の使い方・カラダの柔軟性などをチェックします。

そこで広背筋や棘下筋に負担がかかる要因をみつけます。

多くは、股関節や仙腸関節・下部腰椎・足首など(下半身)の動きに要因があります。

特に、過去に足首の捻挫や膝の故障などがを経験している場合は、その周辺の細かな筋肉の使い方がスムースにできず、それが要因で広背筋や棘下筋に負担がかかっています。

また、肩の前側の筋肉との連動もうまくいかない場合があるので、それらの筋肉をほぐしたりすることで、肩の痛みは簡単にとれてきます。

 

箇条書きでまとめると下記のような流れになります。

 

まずは評価
●スポーツの動きのチェック
●肩の動きのチェック
●肩周辺の筋肉の動きのチェック
●肩以外の関節の動きのチェック
●姿勢の歪みのチェック

施術
●肩以外の固くなっている筋肉をほぐす
●肩以外の固くなっている関節の動きをつける
●首・骨盤を含めた背骨の動きをつける(神経の調整)
●痛みの出ている筋肉をほぐす

施術後は
●筋肉の動きの再教育(簡単なリハビリ)
●スポーツで行う動作のチェック

 

 

スポーツ習慣がない人の解決方法

カラダの歪みと自律神経症状・過去のケガの有無などを確認して、カラダを総合的にとらえて、広背筋や棘下筋が固くなる要素を取り除いていきます。

 

まずは評価
●肩以外の症状の確認
●肩の動きのチェック
●姿勢の歪みのチェック

施術
●肩以外の固くなっている筋肉をほぐす

●肩以外の固くなっている関節の動きをつける
●首・骨盤を含めた背骨の動きをつける(神経の調整)
●自律神経の調整

●痛みの出ている筋肉をほぐす

 

施術後に
●セルフケアの紹介

文章にすると小難しい感じになってしまいますが、

簡単に言うと、全身から肩の痛みを取り除くということになります。
全身を施術するので、肩以外の症状も改善に向かいます。

 

どのくらいで良くなるの?

肩の前側の痛みに比べて、後ろ側の痛みは簡単に改善しやすい傾向があります。

1回~3回の施術で改善に向かいます。

ただし、大きな事故や手術を経験したり・内部疾患を抱えている場合は、施術の回数は3回より多くかかることもあります

初回のカラダの変化をみて、お伝えさせていただきます。

なるべく通わなくて済むように、施術やセルフケアの指導をさせて頂いています。

 

痛くないですか?強く押したりしませんか?

基本的には痛い施術は行いません。

必要に応じて、強く押すこともありますが、痛気持ちいい強さになります。

『痛いのは絶対にイヤ』『バキバキは苦手』など、施術の要望を確認しながら施術を行います。

 

最後に一言

最後までお読みいただきありがとうございました。

しっかりとした知識ベースにカラダのことを理解できるサイトを作り、
ご自身のカラダのことを知ってい頂ければと思いまとめています。

カラダの仕組みが理解できてくることで、
むやみに怖がる必要もなく、
また妙な情報に惑わされることも少なくなるのかなぁと考えています。

西洋医学も東洋医学も10年以上勉強し続けていますので、
カラダのことで不安に思うこと・解決したいことがありましたら、
概ね正しい解決方法などは提示できると思います。

メールでも・電話でもお気軽ご相談下さい(・ω・)ノ

 

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