うつ病の方の施術を担当する機会が度々あります。
『施術に通いはじめてから、死にたいと思うことが減った。』
『何かやってみたいという欲が出てきた。』
と姿勢やカラダの動きが変化してくることで、思考の変化があることを教えて下さる方が多くいます。
どのようなメカニズムで整体でそのような効果が表れたのか、医学的な視点をもとにまとめてみました。
お薬に頼りすぎないで、精神的な問題と向き合おうと考えている方に、少しでもお力になれればと思い、このページを作成しています。
うつ病の人のカラダの特徴=脳内血流が少ない
傾向として多い順に、カラダの特徴をまとめてみました。
特に①や②の頭蓋骨や首の骨の動きを改善させることで、思考の偏りが軽減する傾向にあるように感じます。
頭蓋骨の動きや首の骨の動きが改善された結果、脳内の血液循環が改善された結果と推測されます。
実際にうつ病の方は、Tc-ECD SPECTという脳内の血流を測定する検査を行うことで、脳内の血流が少ない傾向にあることが医療研究では言われています。
うつ病群では、うつ病期の25例中18例(72%)で左脳優位(前頭・ 頭頂部)の相対的血流低下が認められた。寛解期の検討が行われた 16例では、12例(75%)に血流低下部位の血流回復が認められた。
整体で脳内の血流をどのように改善させるか?
心臓から出た血液は総頚動脈から、内頚動脈や椎骨動脈を通って脳内に流れています。
内頚動脈と椎骨動脈は、それぞれ頸動脈管と大後頭孔という頭蓋骨の穴を通って、頭蓋骨の中に入っていきます。
ここがポイントになりますが、
頭蓋骨の位置と頸椎の位置がズレることで、内頚動脈や椎骨動脈の角度が微妙に変化し、脳内の血流が低下することが予測されます。
つまり、
頭蓋骨と第一頸椎の位置関係と、その部分の関節(頭頸関節)の動きを改善させることで、脳の血流は改善されると考えられるのです。
脳内の血流を改善させるのに、首を動かせば良いのか?
(*‘∀‘)首を動かしたら、角度が変化して血流も良くなるんじゃないの?
(・ω・)ノ頭蓋骨と第一頸椎の間の関節(頭頸関節)がカッチカチで動かない人が多いんです
(*‘∀‘)首は動き悪くないんだけどなぁ。
(・ω・)ノ頭頸関節自体は、首の動きとはほとんど関係ないです。
うつ病の方の場合、気が付かないうちに頭頸関節が固くなっています。
(きっかけは、精神的なショックや慢性的な精神面でのストレスなどが多いです。)
頭頸関節は手足のように沢山動く部分でないので、頭頸関節が固いという感覚は通常わかりません。
自分で動かしにくい関節であるから、セルフケアも難しく、手技によって改善させるのが、一番手っ取り早いです。
手技でひとまず動きを付けた後に、姿勢を気を付けたり運動習慣をつけることで、自然と頭頸関節は固くなくなり、脳内の血流も改善され、うつ病の思考状態も改善されてきます。
どんな施術をするのか?
一人一人で施術内容は異なりますが、通常は下記のような調整になります。
①手足の筋膜リリース
②内臓調整を含めた、自律神経の調整
③副腎機能の調整
④猫背の調整
⑤骨盤の動きの調整
⑥頭頸関節の調整
⑦頭蓋骨の動きをつける調整
⑧(必要に応じてエネルギーワーク)
共通するのは、脳内の血流を改善させること・自律神経のバランス・副腎疲労を整えることが施術のメインになることです。
ホルモンとうつ病の関係はコチラの記事に。
最後に一言
医療機関に10年勤めて、精神的な疾患を抱えている方を多くみてきました。
薬を内服して、精神的な落ち着きを取り戻したり、
薬を変更したら、癇癪を起しやすくなったり、
最終的に強い薬じゃないと抑えられなくなって、どんよりした状態で落ち着いて・・・
お医者さんの処方によって、こうも人格が変わってしまうのかと驚くと同時に、
周りの都合や医療のレールに乗っけられて、簡単に変わっていく姿にどこか寂しさを感じました。
うつ病になるきっかけは、過去のできごとや人間関係など、その人の人生のどこかに必ずあります。
少しずつもっと自然な形で、自分を俯瞰的にみられる時間があると、その人が生きやすい在り方がみえてくるものだと思います。
整体の施術が、自然な自分をみつけるきっかけになれば幸いです。
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